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佐武郎の孫より


2010-10-20 オートチェンジャーは19世紀の技術?

・ 今回は長野県の下諏訪にあるオルゴール博物館「奏鳴館」で見てきた凄いものについてです。一度ですべて吐き出してしまうのはもったいないような気がしますが…書ける時にかいておきましょう。

・ たまたま別な所でお会いしたことのある館長の計らいで、110年ほど前のオルゴールの筐体を見せていただきました。

・ シンフォニオン社(ドイツ)製のアップライト型スチールディスクオルゴールです。

・ 最近はオルゴールというと、人形の下についていたりジュエリーケースについていたりします。これらの大半がドラム式やシリンダー式といわれるタイプで、筒の上に角状の突起が付いていてクシ歯といわれる琴(音源)を弾いて鳴ります。

詳しくは

http://www.someikan.com/history.html

をご覧ください。

・ 今回のネタになっているものは、鉄製のディスクに突起をつけたものが「スターホイール」といわれるパーツを回転させた時だけにクシ歯を弾きます。つまり、ディスクを変えれば違う曲が演奏できるということです。

そうなると現代人も昔の人も考えることは同じ!

この時代はディスクを交換することも手慣れた人がいないとできなかったみたいなので、選曲してスタートしたら後は勝手に演奏してくれるだけでも素晴らしかったみたいですが…。

・ まあ、20世紀のジュークボックスのさきがけのような物体と考えれば間違いないかと思います。

・ ちなみにレコード(Phono)はオルゴールより後に発明されますが、素材の特性上、オートチェンジャーは考え難かったのだと思われます。

・ 20世紀に大成したLD、CDのオートチェンジャーは決して現代人の発明じゃなくて、19世紀末からのオルゴール職人の知恵の頂物だったことだけは声を大にして伝えてみたいですね。同じ職人稼業としても感激でした。

・ 1.手前中央のシャフトは前面パネルの選曲ダイヤルに繋がっており、10曲の中から希望の曲を選曲します。

2.前面パネル右上にコインの投入口があり、お金を入れるとチェンジャーが作動してディスクを入れ替えます。

3・演奏を開始してディスクが1周すると自動停止します。

4.ディスクを元の場所に収納して演奏を完了します。

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